大学生レポート

【まきボラ2026春レポートVol.9】|『c’est la vie ! ——なんとかなる!』


学生インターンと事業所紹介

自己紹介
こんにちは!宮城大学の伊藤歌音です。
今回でこのレポートを書くのは4回目になります。
普段は大学に通いながらまちと人とでインターンをしています。

今回のまきボラでは「四季彩食いまむら」さん、「一般社団法人石巻海さくら」さん、「一般社団法人いしのまき災害支援ネットワーク」さんのボランティアを担当しました。


事業所紹介
▷四季彩食いまむらとは
石巻や全国の旬な食材をコース仕立てで味わうことができるお店です。
生産者と共に作る料理をテーマに、生産現場の見える営業をしています。
四季彩食いまむら | 石巻マンガロード
(株式会社街づくりまんぼうが運営する、石巻「マンガロード」を100倍楽しめるポータルサイト「石巻マンガロード」より)

▷一般社団法人石巻海さくら
宮城県石巻市を拠点に活動する「石巻海さくら」は、「海辺のゴミ拾い」を通じて地域のコミュニティ再生と環境保護を目指しています。
東日本大震災後の2011年に発足し、「ゴミ拾いをレジャーに」をモットーに、網地島や渡波などのビーチクリーンを定期的に開催しています。
石巻海さくらHP|石巻海さくらについて
2026/3/7 第151回umihamaそうじレポート

▷いしのまき災害支援ネットワーク
一般社団法人「いしのまき災害支援ネットワーク」は、石巻市を拠点に「災害に強い人づくり・地域づくり」を推進する団体です。
旧中津山第一小学校を活動拠点とし、重機操作やチェーンソー講習など、実践的な災害支援技術の養成に力を入れています。市民一人ひとりが「自立した支援者」として動けるよう、技術伝達とネットワーク構築を行い、有事の際に迅速かつ的確な対応ができる地域体制の確立を目指しています。
いしのまき災害支援ネットワーク HP

プログラムの概要
▷四季彩食いまむら
1日目は「あかま里山農園」へ行き、翌日のいまむら営業で使う野菜の収穫を行いました。
2日目は実際にいまむらのお店に立ち、料理運びや洗い物などを行いました。

▷一般社団法人石巻海さくら
毎月開催している「umihamaそうじ」の運営をお手伝いしました。umihamaそうじの一般参加者と一緒にコミュニケーションを取りながら海岸のごみ拾いを行い、回収後はごみの分別や数量の集計を行いました。

▷一般社団法人いしのまき災害支援ネットワーク
避難所運営講習会の運営サポートを行いました。
自ら体験しながら一般の参加者が気軽に参加してもらえるようにサポートを行いました。

今回はいまむらでの活動についてレポートします!!

活動の様子

このボランティアには3名の高校生が参加してくれました。
うち一人は東京からまきボラに参加しに来てくれました!

~1日目~
1日目は、まずいまむらの店舗に集合し、車であかま里山農園へと向かいました。移動中の車内では東京の話題で大いに盛り上がり、和やかな雰囲気の中で活動がスタートしました。

農園に到着すると、まずは全員でラジオ体操を行い、心身を整えてから農作業を開始しました。

最初の作業は、5月頃に収穫を迎えるたけのこに籾殻(もみがら)を被せる作業です。
竹林に籾殻を敷き詰めておくことで土をふかふかにし、適度な温度や湿度を保つことでえぐみの少ないタケノコに育つそうです。
籾殻の山から、足りない箇所へと満遍なく撒いていくのですが、想像以上に重労働でした。足場の不安定な急斜面で、慣れないスコップを使い籾殻を遠くまで飛ばすにはコツが必要です。一見単純に見える作業の中に潜む奥深さを感じることができました。


作業に熱中する中、インターンである私がスマートフォンを紛失するという緊急事態が発生しました。急遽、作業を中断して全員で捜索することに。約30分間(時計が見られず体感ですが)全員で懸命に探してくれましたが、その場では見つからず高校生たちは野菜の収穫へと向かいました。


私は一人残り、あかま里山農園の皆さんと必死に捜索を続けました。高校生たちがネギや白菜、椎茸の収穫に励んでいる間私は籾殻の中をひたすら探し続け、紛失から約2時間半後、ついにスマートフォンを発見することができました。(意外にも籾殻の中ではない場所から見つかったそうです。)

スマホを見つけ1日目の活動は終わりました。

あかま里山農園の皆様、今村さん、自分の不注意でご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした。一緒に最後まで探してくださりありがとうございました。

~2日目~
2日目はいよいよ「いまむら」の店舗へ。接客、皿洗い、盛り付けなどを体験しました。

まずは腹ごしらえ。
前日に高校生たちが収穫したばかりの椎茸やネギ、白菜を使ったまかないをいただきました。
自分たちが採ってきた野菜だと思うと、いつも以上に美味しく感じます。

↑この日いただいた賄い

食事の後は、4人で分担して店内の床やテーブルを掃除し、お客様を迎える準備を整えました。


18時になり開店すると、17名のお客様が来店されました。
全員が接客が初めてという状況だったのですが、いざ始まってみるとみんな意外にも落ち着いていました。
指示を待つだけでなく、周りを見て動いたり、笑顔でお客さんと話したり。


「昨日、自分たちで収穫してきました」と1日目の話を披露している子もいて、たった2日間で「作る人」と「食べる人」を繋ぐ役割を自然にこなしている姿が印象的でした。最後にお客さんの前で感想を述べ、お見送りと簡単な掃除をして全行程が終了。


感想共有では「食を通して繋がれる楽しさを知ることができました。」と言ってくれた高校生もいて、「生産からご馳走様でしたまで」を体感した2日間になったと私自身も感じることができました。

活動を終えて

今回のまきボラで私はスマホを籾殻の中に落とすという失敗をしてしまいました。
運営側の立場として深く反省していますが、この失敗を通して気づいたこともあります。

タイトルの「c’est la vie(セ・ラ・ヴィ)」は、フランス語で「これが人生さ」「なんとかなるよ」という意味。

まさに、たとえ失敗してしまってもなんとかなる。そう強く感じました。
私と一緒に、籾殻をかき分けて探してくれたあかま里山農園の皆さんや今村さん、高校生の皆さんのおかげで何とかなりました。
だから、これからまきボラに参加する皆さんには安心してどんどんチャレンジしていってほしいと思います。失敗しても「c’est la vie !」です!

また、私は今回で4回目のまきボラでした。
インターンとして継続的に運営に関わる中で参加している学生たちをいつも「うらやましいな」と感じます。高校生のうちからまちに出て、面白い大人たちと深く関われるのは、本当に貴重なことだと思うからです。

実は、私自身もまち人でインターンをするまでは、石巻には何もないと思っていました。それまではまちの人と関わる機会がほとんどなく、自分から関わろうとも思っていませんでした。 しかし、運営側として活動に関わることで石巻にはなんでもありすぎて逆に気づくのが難しいほどの面白さがあるのだと知ることができました。
これからも「まきボラ」を通して、一人でも多くの学生が石巻の面白さに触れるきっかけを作っていけたらいいなと思います。

さいごになりますがまきボラ2026春の開催にご協力くださいましたすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!!

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