大学生レポート

【まきボラ2026夏レポートVol.2】|『考えて、動いて、やってみる!!』


サポーターと事業所紹介

■自己紹介
こんにちは!大正大学4年のえがちゃんです!!
まきボラ2026夏では、「特定非営利活動法人やっぺす」さんと「愛さんさんグループ」さんのボランティアを担当させていただきました。

■特定非営利活動法人やっぺすとは
HP:https://www.yappesu.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/npo_yappesu/
「誰もが笑顔で暮らすことのできる温もりと活気のある優しさに溢れたまちへ♡」 をビジョンに女性たちの自分らしい人生をデザインすることを応援しています。女性相談支援や女性やこどもたちの居場所づくり、シェルター事業など、女性の心身を支えるさまざまな活動を行っています。

プログラムの概要
今回は若年女性が相談カードや生理用品を自然に手に入れる方法について、若者の視点を活かしながら一緒に話し合いをしました。また、効果的な配布方法や設置場所、周知の工夫を一緒に考えたり、実際に生理用品の個装作業やメッセージ作成も行いました。

■愛さんさんグループとは
HP:https://aisansan-group.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/aisansan.group0133/
一人ひとりが自分の存在や役割に価値を感じ、『生まれてきてよかった』と思える場所を創りつなげる活動をしています。石巻で、唯一の24時間365日看護師さんが常駐している医療対応型ホームをはじめ、リハビリデイサービス、障害・難病のある方に向けたのグループホームや就労支援事業を行っています。

プログラムの概要
医療も介護も障がい福祉も学べる複合施設で実際の現場を見学したり、利用者さんとコミュニケーションを取ったり、レクリエーションを行ったりしました。

活動の様子

■特定非営利活動やっぺす
☆前半パート 相談しやすい場所ってどんなところ?
今回は3名の高校生が参加してくれました!

早速考えるフェーズに!
相談しやすい場所・・・逆に相談しにくい場所はこんなところ・・・
相談できる人はどんな人?どんな方法で相談したい?
他にも生理用品の置き場所やセットとしてどんなものが入っていたら嬉しい?

まずは一人ひとりで考え、その後みんなで意見を共有しました。 

その後は模造紙に書いたことを貼り、グループごとで分かりやすいようにまとめました!

最初は「どうしよう….」と悩んでいる様子もありましたが、分からないことは事業所の方にも聞きながら、進めていきました。

出た意見を模造紙に貼り、グループごとに分かりやすく整理しました。

ここで高校生の「こうしたらもっと分かりやすいんじゃない?」というアイデアが!

ただグループ分けをするだけではなく、「どんなことが書いてあるグループなのか」も書いておいた方が分かりやすいと提案し、自分たちで工夫していました。

【作成した模造紙】


また、生理用品の置き場所について考えているときには、「プリクラのところにあったらいいんじゃない?」という意見も。高校生が普段利用している場所だからこそ出てくる発想に、「なるほど!」と私も感心しました。

普段の生活の中で感じていることや、実際に利用する側だからこそ分かる感覚が、今回の活動では大きな力になっていたように感じます。 

☆後半パート こんなメッセージがあったら嬉しいかな
後半は、実際に生理用品の個装作業や生理用品セットの中に入れるメッセージカードの作成、日用品セットづくりを行いました!

こんなメッセージだったら嬉しいなという相手の気持ちを考えながら作成していました。

頑張れや温かくしてねだけではなく、食べるといいものや貧血予防メニュー、反対に控えた方がよいものを記載したりと工夫が見えました。

さらに、絵を描いてかわいらしくしたり、見た人がほっとできるようなデザインにしたり。

ひとつひとつのカードから、「受け取る人にどう感じてもらいたいか」を考えていることが伝わってきました。 

【メッセージカード完成!】

日用品セットづくりでは、袋に丁寧に詰めながら、受け取る人たちへのメッセージも作成していました。

その他にも飲み物と飴を袋に入れた、ちょっとした休憩ができるようなセットも作成していました。「先に飲み物を入れて……」「ここに飴を入れたら入れやすい!」 など工夫をしながら行っている姿が印象的でした。


個装作業でも手際よく詰めつつ、高校生同士で仲を深めながら作業していました。

サポーターの私にも質問をしてくれたり、学校あるあるの話をしたり…..。(笑)

最初は少し緊張していた様子から、自然な笑顔や会話が増えていくのが印象的でした。ゃんさん、なるさん、本当にありがとうございました!

☆振り返り
振り返りでは、
「最初は緊張していたけれど、だんだん打ち解けることができた」
「困っている人を助けるという視点を持つことができた」
「自分が知らないだけで、困っている人はたくさんいることを知った」
「普段あまり考えないことについて考えることができた」
「自分から行動することや、コミュニケーションを取ることができた」 という声がありました。

普段の生活ではなかなか考える機会のないテーマだからこそ、高校生自身が「自分だったらどうする?」と考え、意見を出し、実際の活動につなげられたことが、とても印象に残りました。

■愛さんさんグループ
☆1日目 初めて見る現場
1日目は愛さんさんアイランドで事業所説明会を受けた後、施設内の案内をしていただきました!初めて見る施設にドキドキ、、

実際に利用者さんが過ごしている場所で説明を聞きながら、胃ろうについてのお話や、入浴の際に使用するベッドなど、普段の生活ではなかなか知ることのできないことを学びました。 

午後からは愛さんさんビレッジに移動しました。

軽く施設の説明を受けたあと、2日目・3日目で使用する射的の準備をしました。

景品を袋に詰めたり、射的の練習をしたりしました。
真剣に景品を詰めながらも、雑談を交え、少しずつ高校生同士の距離も近づいていきました。 
「なんだか文化祭前の準備みたいで楽しい!」
「思っていたより本格的な銃でびっくりした(笑)」 そんな声も聞こえてきました。 
射的では「どのくらいの距離からだったら当たるかな?」と、実際に練習しながら考えていました。

これから始まる夏祭りへのワクワクが、少しずつ高まっていく時間でした。

☆2日目 本格的な現場/射的大会
2日目は、愛さんさんアイランドで活動をしました。
午前中は看護師さんについて職場を見学するグループと、クルーさん(障がい等のある方)が働いている様子を見学するグループに分かれました。
看護師さんのグループでは、実際にどのような仕事をしているのかを間近で見学。
普段は簡単には見ることのできない医療の現場を目の当たりにして、高校生たちも真剣な表情で見学をしていました。

障がい福祉の現場では、クルーさんがどのような仕事をしているのかを説明を受けました。

「もともと興味のある仕事を見ることが出来て良かった」
「高校生のうちに、こんな本格的な仕事の場を見ることができるとは思っていなかった」
という声も。
また、耳の近くで話すなど、相手に合わせて話し方を工夫していることを知った高校生もいました。

「クルーさんは、支援員さんがずっと付きっきりなのではなく、自分で考えて行動しているんだ」と気づいたという声もありました。 
実際の現場を見ることで、これまで持っていたイメージが変わった高校生もいたようです。 

午後は、いよいよ射的! 
1日目に準備をした射的を、クルーさんや利用者さんに楽しんでいただきました。
楽しみにしていただいている方もいて、大盛り上がり!

高校生たちは、
・撃つ方のサポート
・弾を拾って渡す
・補充する
・景品を渡す
・景品を補充する
など、それぞれ役割を分担して活動しました。

声を掛け合いながら自然と連携できるようになり、まさに「阿吽の呼吸」でスムーズに進めることができました。 
職員の方にも射的を楽しんでいただき、会場はすごく盛り上がりました!!

皆さんに喜んでもらえて、高校生たちも嬉しかったようです!
そして、この頃になると高校生の緊張もほどけてきました。

最初と比べて笑顔が増え、声も大きくなり、利用者さんやクルーさんに自分から話しかける姿も見られるようになりました。 

☆3日目 一緒に準備、夏祭り開催!

3日目は愛さんさんビレッジで活動しました!
この日は夏祭り!
2日目に行った射的に加えて、ヨーヨー釣りも行いました。

午前中は、クルーさんと一緒に水ヨーヨーの準備。
高校生たちにとっては初めての水ヨーヨーの作りだったため、説明書を見ながら一生懸命作りました。

時にびしょびしょになりながらも、、楽しそうに作っていました!!(笑)

そんな中、印象に残った場面がありました。 

ヨーヨーの持ち手部分の作り方を、ある高校生がクルーさんに教えていたのですが、なかなかうまく伝わりません。
それでも、その高校生は諦めずに、どうしたら伝わるのかを考え、言葉を変えたり、やり方を見せたりしながら、何度も伝えようとしていました。
「ヨーヨー作りの先輩」として、一生懸命に教える高校生の姿。

最初は人に話しかけることに緊張していた姿を見ていたからこそ、その姿に私は「すごいな」と感じました。
ただ作業をするだけではなく、相手に合わせて伝え方を工夫する。

3日間の活動の中で、少しずつ身につけていった力なのかもしれません。

・初めての「ドライヤー体験」
その傍らでは、利用者さんの髪をドライヤーで乾かす体験もさせていただきました!
くしで髪をとかしながら、どのような髪型にするのかを確認する。
そして、その間もコミュニケーションを取る。
普段はなかなか経験することのできない、貴重な体験になりました。

・のんびり歓談タイム
午後は利用者さんとオセロやトランプ、将棋などをしながらゆっくりと交流しました。
楽しく、のんびりとした時間を過ごしました。(私もババ抜きに参加しました)

・その後は、、待望の夏祭り!!
2日目に比べて、高校生たちの動きもさらにスムーズに。
「こうした方がいいかな?」
「次はこれを準備しよう!」
と、活動しながら自分たちで考えて動く姿が見られました。

3日間の活動を通して、少しずつ「自分から動く」ことができるようになっていったのだと思います。

☆振り返り
「最初は緊張していたけれど、自分から話しかけてみることができた」
「話すのは難しかったけれど、相槌を大きくするなど、自分なりに工夫できた」
「積極的に行動することができた」 という声を聞くことができました。

また、ほかの参加者から自分の良いところを伝えてもらったことで、
「自分の自信につながった」
「これからも活かしていきたい」 という声も。

3日間の最初と最後を比べると、高校生たちがとても明るくなったことが印象に残っています。
将来やりたいことがすでに決まっている子もいれば、まだ迷っている子もいました。
それでも共通していたのは、「まずはやってみる」ことができたということ。

実際の医療・介護・障害福祉の現場を見ることで、大変な部分も知りながら、「将来に活かせる経験になった」と感じた高校生もいました。

サポーターとして活動した感想

私は、2025年夏のまきボラで初めて石巻市に来ました。出身も育ちも東京。それまで石巻には何の関わりもなかった私ですが、気づけば何度も訪れるほど、すっかり石巻にはまっていました。

「何で石巻に来たの?」「気づいたらいるよね」とよく言われますが、その度に楽しいから、大学が休みなので……などと話していました(笑)。

実際のところ、楽しいという気持ちはもちろんありますが、今までの自分の生活ではありえなかった世界に来ているような感覚もあるのかもしれません。また、外から来た私を温かく迎えてくれる人が多いことや、私のことを覚えてくれている人がいることも、とても嬉しく感じています。

そうした経験を振り返ると、石巻での活動は、私にとって「第3の居場所」になっているのではないかなと思っています。学校や家庭、アルバイトなど、普段の生活とは違う場所でありながら、安心して過ごすことができ、自分らしくいられる。そして、「また来たい」と思える人や場所がある。私にとって石巻やまちと人とは、そんな場所になっています。

長くなりましたが、、今回は2回目のサポーターとしての活動でした。今回改めて感じたのは、まきボラは毎回同じではないということです。

高校生によっては、すでに将来やりたいことが決まっていて、お仕事体験のような気持ちで参加している子もいます。一方で、まだ何となくしか決まっていないから、ボランティアを通して自分のやりたいことを見つけてみたいという子もいます。そんな一人ひとり違う高校生が、それぞれの目的や思いを持って参加でき、一つの経験としてボランティアに挑戦できる。このような機会があることは、まきボラのすごいところだと思います。

実際に活動する中では、「地域の良さを知ることができた」「石巻にもこんな面白い場所があるんだと知った」という声を聞くこともありました。また、活動を通して自分の「好き」を改めて確認することもできます。

まきボラでは、ただボランティアをするだけではなく、目標を立てて活動することで、自分で考えながら行動することができます。そして、活動を振り返る中で、「もう少し頑張れたかもしれない」「次はこうしてみたい」と、自分自身のことを考えるきっかけにもなります。こうした部分もまきボラの良さであり、ただボランティアをして終わりにならない魅力だと思っています。

私自身、高校生の頃に「もっといろいろな経験をしてみたかった」「あのとき挑戦しておけばよかった」と後悔することがあります。だからこそ、高校生のみんなには、やらずに後悔するのではなく、「ちょっとやってみよう」と一歩踏み出してほしいと思っています。もちろん、すべての挑戦がうまくいくわけではありません。でも、実際にやってみたからこそ分かることや、そこで出会える人、見つかる自分自身の「好き」や「得意」があると思います。

そして、私にとって第3の居場所になっているまちと人とや石巻市の存在が、高校生にとってもそんな場所になってほしいと思っています。

「何かやってみたいけど、何をしたらいいか分からない」「学校とは少し違う場所に行ってみたい」「自分のことを知ってくれる人がほしい」「またここに来たい」

――そんなふうに思ったときに、まきボラやまちと人とを思い出してもらえたら嬉しいです。

ボランティアに参加することをきっかけに地域を知り、地域の人と出会い、自分の「好き」や「やってみたい」を見つける。そして、活動が終わった後も、「また石巻に行きたい」「またあの人に会いたい」と思える。そんな経験を積み重ねる中で、まきボラが高校生にとっての「第3の居場所」の一つになっていってほしいと思います。

最後になりますが、今回お忙しい中、受け入れをしてくださったやっぺすさん、愛さんさんグループさんありがとうございました!!!

またみなさんにお会いできることを楽しみにしています!!!

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