大学生レポート

【まきボラ2025春レポートVol.5】|『まちの良さに気づく』

大学生サポーターと事業所紹介

こんにちは!宮城大学2年の伊藤歌音です。
今回のまきボラ2025春では「自然探検くらぶにっか」さんと「認定NPO法人こども∞感ぱにーチャリティ絵画展」さんの2つのプログラムに参加させていただきました。

自然探検くらぶにっかとは
「遊びの中に学びを」をテーマに、自然体験をはじめとする体験型学習をこどもたちに提供しています。
こどもたちが自然と触れ合う環境を作ってあげたいという思いから立ち上がった団体です。
にっかについて | 自然探検くらぶ にっか

‣認定NPO法人こども∞感ぱにーチャリティ絵画展とは
認定NPO法人こども∞感ぱにーは東日本大震災をきっかけに生まれ、石巻で地域の子どもの居場所づくりを行っています。子どもたちを支える輪をさらに広げたいという思いから今回初めてチャリティ絵画展を開催しました。
チャリティ絵画展特設ページ – 認定NPO法人こども∞感ぱにー

活動の記録

【自然探検くらぶにっか】
にっかのまきボラには2人の高校生が参加してくれました。
にっかのプログラムでは1日目に小学生の味噌づくり体験のお手伝い、2日目には味噌づくり体験でお世話になった味噌屋さんの取材、記事作成を行いました。

1日目
最初の事業所との自己紹介・事業所説明を終えると続々と小学生が集まってきました。
味噌づくり体験はまず初めに阿部勝味噌醤油醸造所の阿部さんによる味噌にまつわるお話から始まりました。味噌の歴史や材料、地域による味噌の違いについて小学生と一緒に学びました。様々な味噌の試食もあり、熟成期間や材料が異なることで味噌の風味はどのように変わるかを実際に体験することができました。

続いて味噌づくりが始まりました。味噌づくりのサポートでは高校生も楽しみながら味噌づくりを体験することができました。2人とも小学生の心をつかむのがうまく、すぐに小学生と仲良くなることができていました。

2日目
2日目は石巻駅に集合し、にっかのたかさんの車で阿部勝味噌醤油醸造店に行きました。阿部勝味噌醬油醸造店に着くと阿部さん夫妻が笑顔で迎え入れてくださいました。高校生が自分たちで考えた質問で阿部さん夫妻にインタビューをしました。
高校生が質問をすると阿部さんが優しく質問に答えてくださいました。
インタビューを終えるとWEB記事に使う写真も高校生たちで撮りました。

その後、たかさんの車でにっかの事務所に戻りWEB記事を作成しました。 WEB記事作成ではたかさんがホームページの仕組みや入力の仕方を丁寧に教えてくれました。

最初から最後まで楽しく活動することができました!
高校生が作成したWEB記事はこちらになります!
↓↓↓
阿部勝味噌醤油醸造店 | 自然探検くらぶ にっか

【チャリティ絵画展】
チャリティ絵画展のまきボラには高校生4人が参加してくれました。
チャリティ絵画展のプログラムは3日間ありました。あーとわーくぱーくという子どもが遊んだり作ったりすることができるスペースで子どもたちと遊んだり、受付など運営のサポートをさせていただきました。

あーとわーくぱーく
あーとわーくぱーくでは積み木を高く積んだり、お絵描きをしたり、紙飛行機を作って2階から飛ばしてみたり大人も子どもも自由に遊びました。 高校生たちはあーとわーくぱーくで積み木の奥深さを知り夢中になって積み木を積んだり、折り紙の折り方の本を見ながら真剣に紙飛行機を折ったり、子ギャル達に話しかけられ初めは困惑しながらも帰る頃にはとても仲良くなっていたりなど自分から楽しんでいる様子が見られました。
あーとわーくぱーくにいる高校生が楽しんで遊んでいると子どもたちが次々と集まってきてくれました。子どもたちと高校生が一緒になって遊んでいる様子はまさに「アート」でした。

運営のサポート
運営のサポートでは受付をしたり、来場者アンケートを配ったり、片付けのお手伝いをしたり、最終日には最後の呼び込みを行いました。
受付では高校生は来場者一人ひとりに丁寧に接し、笑顔で対応していました。初めは緊張している様子も見られましたが慣れていくにつれて緊張もほぐれ来場者への対応もうまくなっていきました。
来場者アンケート配りでは1人の高校生がお手伝いしてくれました。絵画展から出てきた来場者一人ひとりに丁寧にアンケート記入のお願いをしてくれました。高校生自身も楽しんでアンケート配りをしてくれていました。

3日間を通して初めは緊張している様子だった高校生も最終日には緊張もほぐれ楽しく活動をすることができたと思います。今回のまきボラで高校生たちに与えられた最大のミッションは自分から楽しむことでした。活動後の振り返りでは高校生4人とも楽しんで活動することができたと振り返っていました。高校生の振り返りを聞いて4人全員が今回のまきボラのミッションを達成することができたことが分かりとても嬉しく思いました。自分から積極的に子どもたちとコミュニケーションを取ったり、率先して動いたりしていて頼もしいなと感心しました。チャリティ絵画展の会場はわくわくに溢れていてとても刺激的な空間でした。チャリティ絵画展というあたたかいイベントに関わることができてとても幸せでした。ありがとうございました!

さいごに

まきボラ2025春は私にとって人生2回目のまきボラでした。
私は前回のまきボラ2024夏に引き続きサポーターとしてまきボラ2025春に参加させていただきました。そして今回はインターン生としてまきボラの運営にも関わらせていただきました。

今回のまきボラでは2つのプログラムを担当させていただきました。どの参加者も私が介入せずとも自ら積極的に活動することができていました。自分が高校生のころは自分から積極的に動いたり、様々な人とコミュニケーションを取ることがとても難しく感じていたため、今回参加してくれた高校生は本当にすごいなと感じました。

私もまだまだ勉強中ですが、石巻には面白くてわくわくするような大人や場所がたくさんあります。まきボラにはそんな石巻のまちの「良さ」に気づけるきっかけがたくさん詰まっています。まきボラに参加しまちの良さや地域の人の温かさに気づいてほしい、そして石巻で「自分の好き」を見つけてほしいと思っています。

今回のまきボラを通して私も少しではありますが成長できたと思っています。一方で反省点もたくさんあります。今回のまきボラの経験を活かしさらに成長できるよう、どんどん学び吸収していきたいです。

まきボラにご協力いただいた事業所の皆様、地域の皆様、そして参加してくれた高校生・大学生の皆様、本当にありがとうございました!
またお会いしましょう!!

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