大学生レポート

【まきボラ2024春レポートVol.5】|体験するだけ、ではない!

大学生サポーターと事業所紹介

▶︎ 大学生サポーター紹介
こんにちは、伊藤千央と申します。去年の4月から1年間、まちと人とでインターンをしておりました。
まきボラには、大学生サポーター(当時は桜美林大学4年生)として参加させていただきました。
現在では新卒のスタッフとして、まちと人とで活動を続けております!

▶︎ 担当のまきボラ
私は「大石スクーリング」さん、「Reborn-Art Festival」さん、「イシノマキ・ファーム」さん、そして「いまむら」さんと、4つのプログラムを担当させていただきました。

それぞれの事業所さんのもとへ伺い、感じたことは、まきボラは高校生向けのプログラムでありながら、大学生である私にとっても学びのある経験だったということです。
今回は「イシノマキ・ファーム」さんと「いまむら」さんでの活動をご紹介したいと思います。


イシノマキ・ファームの活動の様子


いまむらの活動の様子

▶︎ 一般社団法人イシノマキ・ファームとは
石巻で人々の暮らしと農業が循環する仕組みを作っています。
若者の就労支援を中心とするソーシャルファームを理念に、農業の担い手育成・ホップ栽培・クラフトビール製造やビアスタンドの経営など農業の新しい可能性を模索しています。
一般社団法人イシノマキ・ファームWEBサイト

▶︎ 四季彩食いまむらとは
石巻や全国の旬な食材をコース仕立てで味わうことができるお店です。
生産者と共に作る料理をテーマに、生産現場の見える営業をしています。
主に、どんな方が、どんな想いで作ったり、とったりしているのか、そこからの課題なども料理を通して伝えています。
WEB記事「石巻マンガロード」>「 四季彩食いまむら」
(株式会社街づくりまんぼうが運営する、石巻「マンガロード」を100倍楽しめるポータルサイト「石巻マンガロード」より)

イシノマキ・ファーム

「イシノマキ・ファーム」さんでは2つのプログラムがあり、私が担当したのは、プログラム①「北上町にある、ビールの原材料であるホップ畑で活動する」というものでした。

まず行ったのは昼食作りです。10人分ほどの量のシチューを協力して作りました。
高校生たちは、調理担当の方に教えてもらいながら、その方の動きを観察して効率の良い作業を意識したり、自分にできることを進んで探したりしている様子でした。
事業所にいらっしゃる皆さんと一緒にシチューを食べ、農業についてのお話などをしながら仲を深める時間を過ごしました。

料理をする男性

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人, 食品, 屋内, キッチン が含まれている画像

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10人分のシチューを作る高校生たち

その後、ホップ畑まで車で移動し、いよいよ畑での作業が始まりました。
ホップを傷つけないよう丁寧に雑草を取り除き、土に混ざっている石を拾って撤去する作業を行いました。
私も作業を手伝わせていただいたのですが、鍬が重たく、想像していたよりも大変な作業であると実感しました。
高校生はというと、教えてもらいながら黙々と作業を続けており、皆の体力に驚かされました。

草の上にいる子供たち

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ホップ畑での作業の様子


また高所作業機の操縦方法を教えていただき、地上からは手の届かない箇所まで昇って、絡まったロープを切る作業を行いました。
初めての高所作業機に、高校生たちがワクワクしている様子が印象に残っています。
高所作業機には一人ずつ乗ることができるのですが、1人が乗っているとき、地上にいる2人がその様子を動画で撮影して、交代したらまた地上の2人は撮影して、と動画を撮り合っていました。
この日は畑のほんの一画での高所作業でしたが、高校生たちが初めての経験ができたことの喜びと、この作業を広範囲にわたって日々行うことの大変さを感じていました。

屋外, スイング, 電車, 草 が含まれている画像

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高所作業機に乗る高校生

最後に、担当者さんのご厚意で、北上町周辺の案内をしていただき、道中いろいろなお話をしてくださいました。
石巻のパプリカ生産が全国トップクラスであることや、農業は人を癒す力があること、大変な作業でも仲間と一緒に行えばあっという間であること。
一日の活動を通して、高校生たちは、パンフレットに書かれたプログラム内容以上のものを経験し、考える機会になったと思います。
高校生たちにとって体力を使う1日だったと思いますが、それぞれが自身のこれからにつながるものを見つけていたことが嬉しかったです。

草の上に立っている子供たち

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今回「イシノマキ・ファーム①」のまきボラに参加してくれた高校生3人組!

四季彩色いまむら

次に、「いまむら」さんでの活動をご紹介します。
こちらは2日間のプログラムで、1日目は「つるじい農園」、2日目は「いまむら」での活動でした。
「生産からご馳走様でしたまでを体験するボランティア」と題したプログラムとなっており、普段はなかなかできない貴重な体験をさせていただきました。

1日目に訪れた「つるじい農園」は、平飼いを行っている養鶏所です。
「いまむら」ではここで育てられた鶏の卵を使用しているとのことで、生産者さんの声を聞くために訪れました。
鶏を育てる環境や与える餌についてなど、安心して食べることのできる卵のこだわりについてお話を聞きました。
ストレスのかかる環境で育てられた鶏と、つるじい農園で育てられた鶏の表情の違いを見て、こんなにも差があるのかと高校生たちも驚いていたようでした。

人, 屋外, 建物, 持つ が含まれている画像

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つるじいに鶏の表情を見せてもらう高校生


また、鶏がたくさんいる横で、取れたての卵を使った卵かけご飯を御馳走になりました。
私も頂いたのですが、鶏の横で卵かけご飯を食べる、という経験は初めてで、不思議(?)な気持ちになりました。
味は今まで食べた卵と違いが分かるほどで、とても美味しかったです。

ボウルに入った果物

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つるじい農園の卵


初めて卵かけご飯を食べたという高校生も、「美味しい」とあっという間に完食しており、平飼い卵の凄さを感じました。他にも、餌やりや野菜の収穫などのお手伝いをさせていただきました。
お店に並ぶ前の食材を自分達で実際に目にする経験ができ、生産者さんの食へのこだわりを直接聞くことができました。

人, テーブル, 座る, 民衆 が含まれている画像

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つるじい農園の皆さんと!

2日目は、いよいよいまむらでの活動です。この日は土曜日。
満席でグループ数が多く、忙しくなると事前に聞いていたため、高校生たちもかなり緊張した様子でした。
活動前に、こだわりの食材を使った料理の賄いを頂きました。
美味しくご馳走になったのち、まずは開店前の準備をさせていただきました。


いまむらの料理を見せてもらう高校生

おしぼりに使うタオルの選別、たたみ方、スリッパの並べ方、靴をしまうコツなど、何気ない中にも細かな配慮があることを教えていただきました。
また、お客様への声掛け、どの席に誘導するかなど、お客様がいらっしゃってからのふるまいについても説明していただきました。
高校生たちは作業の合間に、教えていただいた内容の確認をして、分からないところは教え合っていた姿が印象的でした。

敬語の使い方が不安だとのことだったので、高校生たちと一緒に「これは丁寧すぎるかな?」「この時はこういう言い方がいいんじゃない?」などと、接客時のセリフを練習しました。
緊張の中、徐々にお客様がいらっしゃいました。「失敗しても大丈夫、むしろ失敗した方が面白い」と、事業所さんが言ってくださり、高校生たちも慣れないながらも、飲み物や料理を運んで説明などを行いました。


お客さんと話す高校生

私も実際にキッチンに入り、料理をしている手元や盛り付け、連携した動き、食べる量やスピードによって微調整される次の料理など、目の前で見させていただきました。
お客様と会話をしながらも、極限に集中して料理を作り提供する姿に圧倒されました。最後は高校生2人もキッチンに入り、お客様と会話しながら一人一人ご飯をよそって2日目の活動を終えました。
丁寧に教えていただいたおかげで、高校生たちも安心して活動できていた様子でした。

キッチンで料理をしている男性

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キッチンに入り料理を盛り付ける高校生

初めての体験がたくさんの2日間でしたが、コミュニケーションを取ることの難しさや、働くことの大変さ、挑戦することについてなど、得られるものが多くあったように思います。
高校生たちも自身の成長について考えるきっかけになっていたので良かったです。

活動を通して感じたこと

まきボラに参加する高校生を間近に見ていて、それぞれのプログラムが本当に意義のある活動であると感じます。
ただプログラム内容を体験するボランティアではなく、その中でさまざまな人と出会うこと、想いやこだわりを聞くこと、会話すること、体験することで、得られるものが多くあります。

石巻生まれ石巻育ちの私ですが、石巻をフォーカスしてみると、こんな熱い想いを持った大人たちがいたのかと、まきボラを通じて気付くことがたくさんありました。
(高校生のうちにこのような経験ができることを羨ましく思います…)

高校生たちには、まきボラも含め、たくさん挑戦、経験をしていってもらいたいです。
きっと、石巻がもっと魅力的な街に見えるようになると思います!!
まきボラの受け入れにご協力くださった事業所の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

 

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