大学生レポート

【まきボラ2024春レポートVol.4】|地域の温かさに包まれながら

大学生サポーターと事業所紹介

▶︎ 大学生サポーター紹介
はじめまして!山形大学地域教育文化学部3年の草野真穂と申します。
「まちと人と」には昨年の10月からインターンとして関わらせていただいております!
主に高校の探究授業を中心に入らせていただくことが多かったので、まきボラの大学生サポーターはいつもより近い距離で高校生と関わることができる貴重な機会でした。

▶︎ 担当のまきボラ
今回のまきボラでは、大学生サポーターとして「シアターキネマティカ」さん、「IRORI石巻」さん、「一般社団法人まちとこ」さんの3つのプログラムを担当させていただきました。
シアターキネマティカのプログラムは1日の構成となっており、3月2日に行われた映画上映会のワークショップ運営を体験するという内容でした。
IRORI石巻では3月7日から9日までの2つのプログラムのうち、「街の案内マップを作る」という内容のプログラムを担当しました!
女川町のまちとこでは、3月5日から3日間で、高校生たちが女川小学校の放課後児童クラブで小学生に宿題を教えたり一緒に遊んだりしました。

どのプログラムも魅力的なものばかりで、高校生が意欲的に取り組む姿がとても印象的でした。
また、事業所の方々の高校生たちを受け入れてくださる温かい雰囲気からも、地域でさまざまな思いを持って活動されている大人が集う「石巻」という地域の魅力を改めて感じた活動となりました。
今回は3日間じっくり関わらせていただいた、まちとこさんでの活動を紹介させていただきます!


まちとこの放課後児童クラブで、高校生が小学生の宿題を教える様子

▶︎ 一般社団法人まちとことは
女川町の小中学生を主対象に学習支援や教育プログラムの企画実施、第三の居場所づくりなどをおこなっています。
女川地域が育んだ若者の力で、地域を盛り上げ地域に還元し、次の世代に繋いで行くことで「まち」と「こ」が循環を繰り返し地域をつくっていく教育のサイクルを目指しています。
一般社団法人まちとこWEBサイト

活動の記録

今回まちとこさんのプログラムに参加してくれた女の子たち3名は、まさかの全員女川町出身!
まちとこのスタッフさんたちは彼女たちが小学生頃から知っているそうで…自分だけが初めましてのスタートだったため少し緊張しましたが、実際は温かく受け入れていただきました笑

1日目・2日目 「放課後児童クラブ」

1日目と2日目はひたすら女川小の放課後児童クラブで宿題を教えたり、一緒に遊んだりするという内容でした。
主に1~4年生くらいの子たちが対象だったためとても元気が良く、高校生たちも本気で鬼ごっこをしたり、ドッジボールをしたりしている様子が見られました。
複数人の小学生を相手にすることは多くないはずですが、子どもたちをよく観察し、自分から声掛けを行う様子には感心しました。
正直自分が高校生の時はこんな大人っぽくなかったなとしみじみ思いました笑


放課後児童クラブでドッジボールをする様子

3日目 高校生企画「宝探しゲーム」

最終日3日目は放課後児童クラブの小学生に向けて遊びを企画するというミッションのもと、「宝探しゲーム」を行いました。
校庭に宝物に見立てたボールやぬいぐるみ、一輪車などを隠し、時間内に探してもらうというゲームです。
初めて聞いたときは正直、校庭に隠すところなくない?大丈夫か?と思いましたが、心配無用でした。
当日参加したのは主に小学1年生の子たちで、見つけた宝物は毎回必ず前のかごに持ってくるというルールのもと、一生懸命探し、校庭を走り回る子どもたちの様子が見られました。
本来の活動時間よりも早く集合し、前日関わった小学生たちのことを想像しながら準備を行う高校生たちの姿はとても輝いていました。
私自身も頑張る高校生のサポートができてうれしかったし、一生懸命活動する高校生たちのサポートにとてもやりがいを感じました。


放課後児童クラブの小学生に向けた高校生企画「宝探しゲーム」

活動を通して見えたこと

活動を通して印象的だったことは、女川町の高校生3人の姿を通して、女川という地域の教育力を感じることができた点です。
女川町では、震災後地域ぐるみで子どもたちを育てることが大切にされており、まちとこさんのコラボ・スクール向学館もそのうちの一つです。
地域内の人間関係や関わりが希薄化している世の中で、高校生たちが生き生きと安心して活動できる場所があるということ自体が素晴らしいことだと思いました。
「まちとこ」が子どもたちにとって、地域という社会のフィールドで自分を受け入れてくれる第三の「居場所」となっているのだと思います。

今回まちとこで活動する高校生たちの姿を見て、支援を受ける側だった子たちが高校生になって支援する側に回っていくという流れが、地域の担い手となる人材の育成に繋がっていくのだなと感じました。
常に子どもたちの立場に立って考えようとし、積極的に子どもたちに関わろうとする彼女たちの社会性は、女川町という地域の中で育てられたものだと思います。


放課後児童クラブで外遊びをする高校生と子供たち

最後に

このように、まきボラではただ将来に繋がるヒントを得るため、または進路実現のための手段となるだけではなく、地域活動を通してさまざまな年代の人たちと関わる中で、改めて自己の存在や価値を見つめ直すきっかけになる取り組みであると考えます。
学校の中では気づかなかった地域や人の温かみに触れ、将来石巻に残るかどうかは別として、地域の魅力やつながりを感じることができる活動です。

半年ほど山形から通いながら活動し、この地域には本当に魅力的な大人の方々が多いなと感じております。
高校生にはそのような地域の大人の存在を知り、様々な刺激を受けながら、どんなときでも自分という存在を受け入れてくれる人たちがどこかに必ずいることを知ってほしいです。

地域の大人の皆様、未来を担う若者への支援として、今後ともまちと人との活動へのご協力何卒よろしくお願いいたします!
高校生の皆さんもまちと人とで行われているイベントや活動の情報が流れてきたら、ぜひ気軽に参加してみてくださいー!

この度、まきボラで高校生を受け入れてくださった事業所の皆様、参加してくれた高校生の皆様、誠にありがとうございました!


今回まきボラに参加した3人組!

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