大学生インターンと事業所紹介
こんにちは!仙台医療センター附属看護助産学校2年の今野奈美です。
私は今回初めてまきボラのインターン生として参加させていただきました!私が担当したまきボラは「やっぺす」さんです。

▶『特定非営利活動法人 やっぺす』
やっぺす!自ら輝こうとする女性をエンパワーメントするNPO – 石巻復興支援ネットワーク(やっぺす石巻)
活動の記録
【一日目】
一日目は、やっぺすの方から活動概要についてお話を伺いました。震災後、地域の復興だけでなく、女性や子育て世代を支える活動にも力を入れていることを知り、とても印象に残りました。特に”女性が安心して働ける場や、子どもと一緒に過ごせる場をつくる“という想いに感動しました。高校生も真剣に耳を傾けており、改めて「支援=誰かの生活に寄り添うこと」だと感じました。
最初の活動は、やっぺすファームで草取りを行いました。畑の作業はほとんど経験がなく、最初は雑草と作物の区別をするのも難しかったのですが、スタッフの方に教えていただきながら取り組むうちに、だんだんと慣れていきました。


雑草は根が深く力が必要で、想像以上に大変でしたが、その分抜けた時の達成感は大きかったです。また、高校生たちと声をかけ合いながら作業を進めることで、自然に打ち解けていけたように思います。草取りを通じて、畑を整えることの大切さや、食べ物を育てるまでにかかる労力を改めて実感しました。

【二日目】
二日目は、カフェの運営と商品開発を行いました。
カフェでは、子ども連れのお母さんたちが多く訪れてくださり、最初は高校生もどう接したらよいのか迷っている様子が見られました。しかし時間が経つにつれ、自分から「一緒に遊ぼう!」と声をかけたり、お母さんに「子育てで大変なことはありますか?と話しかけていて少しずつ場が和んでいきました。その姿を見て、高校生たちが主体的に関わろうとする姿勢に成長を感じました。


商品開発では、青いゼリーとレモン味のジュースをどうすれば混ざらずに層になって見えるかをみんなで考えました。実際に何度も試してみて、入れる順番や量を変えて工夫しながら、きれいに分かれた時には大きな達成感がありました。試行錯誤の過程そのものが楽しく、協力して考えることで「ものを作り上げる面白さ」を強く感じました。

活動を通じて
今回の活動を通して、「未来の学び」とは何かを考えるきっかけを得ました。未来の学びとは、単に知識を得ることではなく、自ら考え、仲間と対話し、葛藤しながらも前に進むプロセスだと感じました。まきボラの場では、高校生たちが自分のやりたいことや得意なことを活かしながら協力していました。その姿は、まさに未来の社会を担う若者の姿だと思います。
また、私は「大学生サポーター」として彼らを支える立場でしたが、実際には支え合いの関係であり、学び合う関係でもありました。高校生の真剣なまなざしや柔軟な発想に触れることで、自分自身の視野も広がりました。
今回のまきボラへの参加を通じて、「地域の人とつながりながら学ぶこと」の大切さを改めて実感しました。震災をきっかけに生まれた活動が、今では未来を担う高校生たちの学びの場になっていることに大きな意味を感じます。
この貴重な機会をいただいたやっぺすの皆さま、関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。そして私自身も、今後はただの“参加者”ではなく、“未来を共に作る一員”として、地域や人に寄り添える存在になりたいと強く思いました。そして今後も、地域や人に寄り添いながら共に未来をつくる活動に関わっていきたいと思います。