初めまして。宮城大学1年生の伊藤歌音と申します。よろしくお願いします。
今回初めてまきボラ大学生サポーターとして参加し、私は「にじいろクレヨン」さんのプログラムを担当させていただきました。
▶︎プログラム内容
にじいろクレヨンさんのプログラムでは子どもたちがのびのび過ごせる地域の居場所をつくるため、にじいろひろばやにじいろ農園に遊びに来る子どもたちと一緒に遊びました。
具体的には、子どもたちとの水遊びや鬼ごっこ、おままごとなどをして遊びました。また、後日開催されるお祭りで使う看板づくりも子どもたちと一緒に行いました。
特定非営利活動法人にじいろクレヨン
東日本大震災をきっかけに、子どもたちの拠りどころとなる場所を作ろうと立ち上げた団体。
日常的に遊びや自然体験、アートを通じて多世代が交流できる居場所づくり、子どもが安心安全に過ごすことのできる地域社会を目指して活動しています。
WEBサイト▷https://nijiiro-kureyon.jp/
▶︎ 活動の記録
【1日目】
プログラムが始まる前に事業所の方に子供たちとの接し方について教えていただきました。特にポジティブ・ディシプリンについてのお話がとても興味深く、高校生も真剣にお話を聞いていました。ポジティブ・ディシプリンとは簡単に説明すると子どもに手を上げたり怒鳴ったりするのではなく子どもと同じ目線で考え、向き合うことで自分の頭で考えられる力を伸ばしていく子育ての考え方のことです。
看板づくりから活動がスタートしました。初めは知らない人が来て緊張してしまったのか子たちとなかなか打ち解けることができませんでした。
看板づくりを途中で切り上げ、にじいろ農園に移動しました。にじいろ農園では剣に見立てた棒を使って戦いをしたり基地づくりをしたりして自由に遊びました。高校生も自分から子供たちに話しかけに行き、楽しそうに遊んでいました。
みんなで鬼ごっこをしました。鬼ごっこでは小学生も高校生も全力で走り回りました。少し大人げなかったかなと思いながらも小学生の体力にはかないませんでした。大学生はとても疲れました笑。
【2日目】
2日目も看板づくりからスタート。1日目よりも多くの子供たちがにじいろひろばに遊びに来ていました。子どもたちと一緒に看板に絵をかいたり折り紙を張ったりして看板を完成させました。とても素敵な看板が出来上がりました! 看板が完成した後はにじいろ農園に移動し、水遊びやおままごとをして遊びました。ポップコーンの収穫も行いました。
1日目に比べ高校生が自分から子どもに話しかけに行って遊ぶ様子が見られました。1日目の最後に行った振り返りで言っていた「こうすればよかった」をそれぞれが自分で考えて行動に移せていました。
最後には1人の子が高校生との別れを惜しむ様子も見られ、短時間で打ち解けられていてすごいなと思いました。
▶2日間を通して
子どもと関わるのがあまり得意ではないという高校生もいましたが、そのようには見えないくらいみんな積極的に子どもたちとコミュニケーションをとろうと頑張っていました。実は私も子どもと接するのがあまり得意ではなく、高校生の方が上手に子どもたちと接していてとても頼もしく感じました。
振り返りでは「初めて会った子とも楽しくコミュニケーションをとることができた」「積極的に話しかけに行くことができた」などの声が聞かれ、高校生にとって有意義な活動となったことに嬉しく感じました。
にじいろクレヨンさんではやっちゃダメということがほとんどなく、子どもたちのやりたいが尊重される場所です。このような場所だからこそ子どもたちは安心してのびのびと遊ぶことができるのだなと思ったと同時に素敵な空間だなと思いました。
▶最後に
石巻の高校生の皆さん、私も最近気づいたのですが、石巻には魅力的であたたかい場所がたくさんあります。
そしてまきボラのように地域のつながりやあたたかさを感じることのできる取り組みがあります。
ボランティアとかやってみたいけどちょっと怖いな、めんどくさいなと思っている高校生もいるでしょう。私も高校生の時はそう思っていました。思っていても行動に移すのは難しいですよね。
でも何か新しいことを少しでもやってみたいと思ったらなんとなくでもとりあえずやってみよう!
そんな軽い感じでいいの?と思う人もいるかと思います。ですが、やらないよりは断然良いです。
私は何かを始めるのに明確な動機など必要ないと思います。やってみて初めて分かることがたくさんあります。
様々な人と出会うこと、お話を聞くことで今まで自分にはなかった新しい考え方や視点を得ることができます。
だからなんとなくやってみようかなぐらいで始めてみてください。
きっとあなたにとってかけがえのない経験となると思います。
まきボラは私にとってかけがえのない経験となりました。まきボラにご協力いただいた事業所の皆様、地域の皆様、そして高校生の皆様、本当にありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう。